オススメ度:★★★☆☆

日系米国人が人種差別を受けた歴史が学べる場所。アメリカ国内にはこの歴史を展示している博物館が何か所かあるので、どこか一つ行けば内容はほぼ同じ。この博物館は他と比べて、かなり日本人よりな展示となっていることが特徴。

全米日系人博物館の観光情報のポイント

point

開館時間: 11:00am – 5:00pm(木曜日は12:00pm-8:00pm)
定休日: 月曜日、1/1、7/4、感謝祭(11月)、12/25
入場料: 大人$12
所要時間: 1時間程度
公式HP: 全米日系人博物館(Japanese American National Museum)

(2018/12現在)

全米日系人博物館の概要

ロサンゼルスのダウンタウンにある博物館です。

太平洋戦争中、人種差別を受け強制的に収容所に入れられた、日系アメリカ人たちの歴史がつまった博物館です。

全米日系人博物館の見どころ

太平洋戦争中に、日系アメリカ人が日系人であるがゆえに強制収容された歴史、強制収容所内での生活の様子、人種差別をするアメリカのために忠誠を誓い戦争に出た二世の活躍、後にアメリカが過ちを認め賠償する歴史まで、わかりやすく説明されています。

日本語音声ガイドもあり、それを借りて回ると、効率的に第二次世界大戦時の日系米国人への差別の歴史が理解できます。

日系米国人の強制収容

真珠湾攻撃から2か月ほど後、およそ12万人の日本人と日系アメリカ人が強制的に収容所に連れていかれました。10個ある収容所は、いずれも人里離れた辺鄙な荒れ果てた砂漠地帯などに作られていました。

バラック小屋の模型

バラック小屋

ハートマウンテン強制収容所に建てられたバラック小屋の模型

バラック小屋建設時の写真

バラック小屋を作っている様子

何もない砂漠地帯などに、上のようなバラック小屋が建てられ、この狭く仕切りもない空間に、12人ほどの複数家族で住んでいました。

木の乾燥によりできてしまう壁の隙間からは、砂ぼこり、風や耐え難い寒さが襲ってきたことが、容易に想像できます。

強制収容所の模型

強制収容所

マンザナー収容所の模型。無数に立ち並ぶ粗末な小屋。

粗末なバラック小屋が無数に建ち並んだ収容所は、有刺鉄線で囲われ、監視塔から監視され、常に銃口が向けられていました。

アメリカのために戦う日系二世

442部隊

テキサス大隊を救出した日系人部隊第442部隊

自分たちを人種差別したアメリカのために、3万人以上もの日系人が命を懸けて戦争にいきました。

強制収容所でアメリカに忠誠を誓った日系人らで編成された第442部隊は、ドイツ軍と戦い全滅の危機に瀕したアメリカ人部隊”テキサス大隊”を救助する任を受けます。

日系人の壮絶な戦いによりテキサス大隊の救出には成功しますが、211人のアメリカ人を救うために、216人の日系人が命を落としました。

後2010年に、アメリカ議会は遅ればせながら、この日系人部隊の多大なる貢献・勇敢ぶりを認め、アメリカ国内で最も名誉ある勲章”議会名誉黄金勲章”を贈っています。

アメリカの過ち

過去のアメリカの過ちと戦い謝罪と賠償を勝ち取る日系人

1960年代から70年代にかけて、日系アメリカ人コミュニティが立ち上がり、アメリカの謝罪を勝ち取りました。

別館?

向かいにも同じ名前の”Japanese American National Museum”という建物がありますが、受付の人が言うには、別の博物館だそうです。

日系アメリカ人博物館

向かいにある同名の”Japanese American National Museum”

取り立ててみるものはありませんが、入場無料なので覗いてみてもよいかも。

観光Tips!

日本語にも対応した音声ガイドがあります。30分程度で各展示や時代背景をの要点を説明してくれるので、オススメです。受付に聞くと、無料で貸してくれます。

全米日系人博物館への行き方

歩き

ロサンゼルスの陸路の玄関口である”ユニオンステーション”から、歩いて行くことができます。大通りをひたすら歩くと、15分程度で着きます。

メトロ

メトロ電車で目の前まで行くことができます。メトロ電車のゴールドラインに乗り、Little Tokyo/Arts Dist駅で降ります。

LA Metro 公式HP:LA Metro路線図

全米日系人博物館で見られる歴史

合わせて回りたい観光地(ロサンゼルス近郊)

https://i2.wp.com/yadakotour.work/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0721_.jpg?fit=900%2C506&ssl=1https://i2.wp.com/yadakotour.work/wp-content/uploads/2019/06/DSC_0721_.jpg?resize=150%2C150&ssl=1やだこアメリカ観光地ロサンゼルス(Los Angels), CAオススメ度★★★☆☆,ロナルド・レーガン大統領オススメ度:★★★☆☆ 日系米国人が人種差別を受けた歴史が学べる場所。アメリカ国内にはこの歴史を展示している博物館が何か所かあるので、どこか一つ行けば内容はほぼ同じ。この博物館は他と比べて、かなり日本人よりな展示となっていることが特徴。 全米日系人博物館の観光情報のポイント point 開館時間: 11:00am - 5:00pm(木曜日は12:00pm-8:00pm) 定休日: 月曜日、1/1、7/4、感謝祭(11月)、12/25 入場料: 大人$12 所要時間: 1時間程度 公式HP: 全米日系人博物館(Japanese American National Museum) (2018/12現在) 全米日系人博物館の概要 ロサンゼルスのダウンタウンにある博物館です。 太平洋戦争中、人種差別を受け強制的に収容所に入れられた、日系アメリカ人たちの歴史がつまった博物館です。 全米日系人博物館の見どころ 太平洋戦争中に、日系アメリカ人が日系人であるがゆえに強制収容された歴史、強制収容所内での生活の様子、人種差別をするアメリカのために忠誠を誓い戦争に出た二世の活躍、後にアメリカが過ちを認め賠償する歴史まで、わかりやすく説明されています。 日本語音声ガイドもあり、それを借りて回ると、効率的に第二次世界大戦時の日系米国人への差別の歴史が理解できます。 日系米国人の強制収容 真珠湾攻撃から2か月ほど後、およそ12万人の日本人と日系アメリカ人が強制的に収容所に連れていかれました。10個ある収容所は、いずれも人里離れた辺鄙な荒れ果てた砂漠地帯などに作られていました。 バラック小屋の模型 ハートマウンテン強制収容所に建てられたバラック小屋の模型 バラック小屋を作っている様子 何もない砂漠地帯などに、上のようなバラック小屋が建てられ、この狭く仕切りもない空間に、12人ほどの複数家族で住んでいました。 木の乾燥によりできてしまう壁の隙間からは、砂ぼこり、風や耐え難い寒さが襲ってきたことが、容易に想像できます。 強制収容所の模型 マンザナー収容所の模型。無数に立ち並ぶ粗末な小屋。 粗末なバラック小屋が無数に建ち並んだ収容所は、有刺鉄線で囲われ、監視塔から監視され、常に銃口が向けられていました。 アメリカのために戦う日系二世 テキサス大隊を救出した日系人部隊第442部隊 自分たちを人種差別したアメリカのために、3万人以上もの日系人が命を懸けて戦争にいきました。 強制収容所でアメリカに忠誠を誓った日系人らで編成された第442部隊は、ドイツ軍と戦い全滅の危機に瀕したアメリカ人部隊”テキサス大隊”を救助する任を受けます。 日系人の壮絶な戦いによりテキサス大隊の救出には成功しますが、211人のアメリカ人を救うために、216人の日系人が命を落としました。 後2010年に、アメリカ議会は遅ればせながら、この日系人部隊の多大なる貢献・勇敢ぶりを認め、アメリカ国内で最も名誉ある勲章”議会名誉黄金勲章”を贈っています。 アメリカの過ち 過去のアメリカの過ちと戦い謝罪と賠償を勝ち取る日系人 1960年代から70年代にかけて、日系アメリカ人コミュニティが立ち上がり、アメリカの謝罪を勝ち取りました。 別館? 向かいにも同じ名前の”Japanese American National Museum”という建物がありますが、受付の人が言うには、別の博物館だそうです。 向かいにある同名の”Japanese American National Museum” 取り立ててみるものはありませんが、入場無料なので覗いてみてもよいかも。 観光Tips! 日本語にも対応した音声ガイドがあります。30分程度で各展示や時代背景をの要点を説明してくれるので、オススメです。受付に聞くと、無料で貸してくれます。 全米日系人博物館への行き方 歩き ロサンゼルスの陸路の玄関口である”ユニオンステーション”から、歩いて行くことができます。大通りをひたすら歩くと、15分程度で着きます。 メトロ メトロ電車で目の前まで行くことができます。メトロ電車のゴールドラインに乗り、Little Tokyo/Arts Dist駅で降ります。 LA Metro 公式HP:LA Metro、路線図 全米日系人博物館で見られる歴史 合わせて回りたい観光地(ロサンゼルス近郊)一人旅でも100倍楽しめる アメリカ観光ナビ