オススメ度:★★★★☆

2019年12月31日に閉館しました。
充実した興味深い展示が揃っています。入場料は高いですが、チケットは2日間有効なので、丸2日かけてぜひ見たいところです。

ニュージアムの観光情報のポイント

point

開館時間: 9:00am – 5:00pm(日曜日は10:00am-)
定休日: 1/1、感謝祭(11月)、12/25
入場料: 大人$24.95+tax
所要時間: 1-2日程度
公式HP: ニュージアム(Newseum)

(2018/12現在)

ニュージアムの概要

2019年12月31日に、閉館しました。

ニュースの博物館です。私営の博物館のため、ワシントンDCの中では珍しく有料ですが、展示は1階から6階まで充実しており見ごたえがあります。

ニュージアムの見どころ

ベルリンの壁から始まり、特別展示、公民権運動、テロとの戦いなどの展示や、特別な日の新聞を読めるコーナー、歴史的な記録映像が見られるコーナーなど、見どころ満載です。ここでは、いくつかの展示をご紹介します。

ベルリンの壁

大きなベルリンの壁が展示されているほか、その横には監視塔が再現されています。

その周りでは、ベルリンの壁から逃げようとして有刺鉄線を突破しようとする市民や、ベルリンの壁崩壊に歓喜する市民など、ベルリンの壁にまつわる様々な歴史の瞬間の映像が流れています。

ベルリンの壁のかけらに触れるコーナーもあります。

ニュージアムに展示されているベルリンの壁

911同時多発テロ

9/11ギャラリーでは、ニューヨークのワールドトレードセンターで起きたテロを中心に、9/11同時多発テロの事件当時に関して展示されています。

ワールドトレードセンターのビルの残骸や、事件後に上階に閉じ込められて逃げ場を失い飛び降りる人々なども含んだ映像も上映されています。

   

ワールドトレードセンタービルの骨格の残骸(左)。右の写真が示す部分

Inside Today’s FBIのコーナーでは、FBIとテロリストたちとの戦いが紹介されています。

9/11同時多発テロより10年近くも前から、アメリカはオサマ・ビン・ラディンを警戒していました。1997年にCNNが、1998年にABCニュースがオサマ・ビン・ラディンにインタビューした映像が流れています。

そのほか、事件当日テロリストが空港まで乗ってきた車(内部にテロの準備の様子がうかがえる書類などが入っていた)の展示や、テロリストたちが空港セキュリティを通り抜けている写真もあります。

オバマ大統領が、「アメリカがオサマ・ビン・ラディンを殺害した。」とホワイトハウスから発表したときの映像も流れています。

Pulitzer賞写真ギャラリー

Pulitzer賞を受賞した写真たちが、ずらりと展示されています。さすが素晴らしい瞬間をとらえたものばかりで、見ていてとてもおもしろいです。

ヤンキースタジアムでのベーブルース最後のお別れ、オズワルドの射殺の瞬間、アイゼンハワー前大統領とケネディ大統領が並んで歩く後姿など、歴史的に貴重な瞬間を捉えたものがたくさんあります。

Oswald

オズワルド射殺の瞬間

日本人に関する展示

2017年秋の時点では、4人の日本人について展示がありました。

シリアで殉死したジャーナリストの山本美香さん、ISISに誘拐され殺害された湯川遥菜さんと後藤健二さん、ISISに誘拐され拘束されていた安田純平さんです。

   

山本さんの名前が刻まれたジャーナリストメモリアル(左)と、後藤さんの紹介(右)

湯川さんは、ISISとの戦いの展示コーナーにて、後藤さんとともに最期の場面が載っていました。安田さんは、ジャーナリストがテロリストのターゲットにされている問題について説明するコーナーにて、「助けてください」のメッセージを持った画像が紹介されていました。

(2018年11月、安田純平さんが無事解放されました。いつかNewseumに行く機会があれば、この展示がどのように変わっているか見てご報告したいと思います。)

ペンシルベニア通り

ニュージアムの最上階のテラスからは国会議事堂と、そこまでまっすぐと伸びたペンシルベニア通りが見渡せます。

このペンシルベニア通りは、国会議事堂とホワイトハウスを1直線に結ぶ通りで、たくさんの歴史を刻んでいます。たくさんの参列者に見守られケネディ大統領の棺が通った道も、歴代大統領が就任式の後にパレードするのもこの道です。

ペンシルベニア通り

国会議事堂とペンシルベニア通り

観光Tips!

じっくり回ると、1日かけても足りないくらいです。 1回のチケットで次の日まで入場可能なため、2日間スケジュールが空いている日に行くことがオススメです。

時間があまりとれないようならば、DCには無料で良質な博物館が豊富にそろっているので、そちらを優先した方がよいかも。

ニュージアムへの行き方

地下鉄のグリーンライン、イエローラインが通っているArchives/Navy Memorial/Penn Quarter駅、またはレッドラインの通っているJudiciary Square駅が最寄り駅です。

DC Metro 公式HP:DC Metro路線図

ワシントンDCへの旅行情報(ホテル・航空券)

ワシントンDC観光をする際の、旅行情報をこちらの記事にまとめました。治安情報や、オススメのホテル宿泊エリアの紹介などをしています。

ニュージアムで見られる主な歴史

合わせて回りたい観光地(ワシントンDC近郊)

https://i2.wp.com/yadakotour.work/wp-content/uploads/2019/06/DSC_4057_.jpg?fit=900%2C506&ssl=1https://i2.wp.com/yadakotour.work/wp-content/uploads/2019/06/DSC_4057_.jpg?resize=150%2C150&ssl=1やだこアメリカ観光地ワシントンD.C.観光地オススメ度★★★★☆オススメ度:★★★★☆ 2019年12月31日に閉館しました。 充実した興味深い展示が揃っています。入場料は高いですが、チケットは2日間有効なので、丸2日かけてぜひ見たいところです。 ニュージアムの観光情報のポイント point 開館時間: 9:00am - 5:00pm(日曜日は10:00am-) 定休日: 1/1、感謝祭(11月)、12/25 入場料: 大人$24.95+tax 所要時間: 1-2日程度 公式HP: ニュージアム(Newseum) (2018/12現在) ニュージアムの概要 2019年12月31日に、閉館しました。 ニュースの博物館です。私営の博物館のため、ワシントンDCの中では珍しく有料ですが、展示は1階から6階まで充実しており見ごたえがあります。 ニュージアムの見どころ ベルリンの壁から始まり、特別展示、公民権運動、テロとの戦いなどの展示や、特別な日の新聞を読めるコーナー、歴史的な記録映像が見られるコーナーなど、見どころ満載です。ここでは、いくつかの展示をご紹介します。 ベルリンの壁 大きなベルリンの壁が展示されているほか、その横には監視塔が再現されています。 その周りでは、ベルリンの壁から逃げようとして有刺鉄線を突破しようとする市民や、ベルリンの壁崩壊に歓喜する市民など、ベルリンの壁にまつわる様々な歴史の瞬間の映像が流れています。 ベルリンの壁のかけらに触れるコーナーもあります。 ニュージアムに展示されているベルリンの壁 911同時多発テロ 9/11ギャラリーでは、ニューヨークのワールドトレードセンターで起きたテロを中心に、9/11同時多発テロの事件当時に関して展示されています。 ワールドトレードセンターのビルの残骸や、事件後に上階に閉じ込められて逃げ場を失い飛び降りる人々なども含んだ映像も上映されています。     ワールドトレードセンタービルの骨格の残骸(左)。右の写真が示す部分 Inside Today's FBIのコーナーでは、FBIとテロリストたちとの戦いが紹介されています。 9/11同時多発テロより10年近くも前から、アメリカはオサマ・ビン・ラディンを警戒していました。1997年にCNNが、1998年にABCニュースがオサマ・ビン・ラディンにインタビューした映像が流れています。 そのほか、事件当日テロリストが空港まで乗ってきた車(内部にテロの準備の様子がうかがえる書類などが入っていた)の展示や、テロリストたちが空港セキュリティを通り抜けている写真もあります。 オバマ大統領が、「アメリカがオサマ・ビン・ラディンを殺害した。」とホワイトハウスから発表したときの映像も流れています。 Pulitzer賞写真ギャラリー Pulitzer賞を受賞した写真たちが、ずらりと展示されています。さすが素晴らしい瞬間をとらえたものばかりで、見ていてとてもおもしろいです。 ヤンキースタジアムでのベーブルース最後のお別れ、オズワルドの射殺の瞬間、アイゼンハワー前大統領とケネディ大統領が並んで歩く後姿など、歴史的に貴重な瞬間を捉えたものがたくさんあります。 オズワルド射殺の瞬間 日本人に関する展示 2017年秋の時点では、4人の日本人について展示がありました。 シリアで殉死したジャーナリストの山本美香さん、ISISに誘拐され殺害された湯川遥菜さんと後藤健二さん、ISISに誘拐され拘束されていた安田純平さんです。     山本さんの名前が刻まれたジャーナリストメモリアル(左)と、後藤さんの紹介(右) 湯川さんは、ISISとの戦いの展示コーナーにて、後藤さんとともに最期の場面が載っていました。安田さんは、ジャーナリストがテロリストのターゲットにされている問題について説明するコーナーにて、「助けてください」のメッセージを持った画像が紹介されていました。 (2018年11月、安田純平さんが無事解放されました。いつかNewseumに行く機会があれば、この展示がどのように変わっているか見てご報告したいと思います。) ペンシルベニア通り ニュージアムの最上階のテラスからは国会議事堂と、そこまでまっすぐと伸びたペンシルベニア通りが見渡せます。 このペンシルベニア通りは、国会議事堂とホワイトハウスを1直線に結ぶ通りで、たくさんの歴史を刻んでいます。たくさんの参列者に見守られケネディ大統領の棺が通った道も、歴代大統領が就任式の後にパレードするのもこの道です。 国会議事堂とペンシルベニア通り 観光Tips! じっくり回ると、1日かけても足りないくらいです。 1回のチケットで次の日まで入場可能なため、2日間スケジュールが空いている日に行くことがオススメです。 時間があまりとれないようならば、DCには無料で良質な博物館が豊富にそろっているので、そちらを優先した方がよいかも。 ニュージアムへの行き方 地下鉄のグリーンライン、イエローラインが通っているArchives/Navy Memorial/Penn Quarter駅、またはレッドラインの通っているJudiciary Square駅が最寄り駅です。 DC Metro 公式HP:DC Metro、路線図 ワシントンDCへの旅行情報(ホテル・航空券) ワシントンDC観光をする際の、旅行情報をこちらの記事にまとめました。治安情報や、オススメのホテル宿泊エリアの紹介などをしています。 ニュージアムで見られる主な歴史 合わせて回りたい観光地(ワシントンDC近郊)一人旅でも100倍楽しめる アメリカ観光ナビ